作品資料
電気服 / Electric Dress
田中敦子 / Atsuko Tanaka
1956/1986年再制作 · インスタレーション / ミクストメディア
作品画像
このサイトでは作品画像を直接掲載していません
著作権と画像利用条件に配慮し、公式・所蔵館などの確認先をご案内します。
高松市美術館・コレクション展資料 ↗
概要
Overview
色を施した電球や管球を配線でつなぎ、身体を覆う衣服のような輪郭を作った発光する立体作品である。
本レコードは高松市美術館所蔵の再制作作品を扱い、一九五〇年代の着用行為やその記録写真と区別する。
造形分析
Formal Analysis
構図
Composition
多くの発光体が縦方向に連なり、個々の球のまとまりと身体を包む大きな輪郭が同時に成立している。
空間
Space
配線でつながった立体は周囲の空間に光を及ぼし、外形だけでなく明滅する範囲も知覚に関わる。
色彩
Color
塗られた色と電球自身の発光が組み合わされ、点灯の変化によって色の強さや関係も変わる。
形態
Form
丸い球や細長い管とそれらを結ぶ線が反復し、部品の形と服に似た全体像の間に差を作る。
マチエール
Material
電球、管球、塗料、配線などを組み合わせ、既製部品を身体との距離を意識させる装置へ変えている。
文脈・解釈
Context & Interpretation
文脈
Context
具体美術協会での実験と関わる一九五六年の構想を持ち、高松市美術館の所蔵作は一九八六年の再制作である。
電気機器を身体の近くに置く歴史的な作品であり、学習では設計や着用の実践を求めず構造を言葉で検討する。
解釈上の論点
Interpretive Issues
華やかな発光だけを強調せず、身体を包む重さや機器との距離も含めた衣服という形式の変化を考えられる。
現存する立体の展示と、作者が着用した出来事は鑑賞条件が異なり、写真一枚で同じ経験を得たとは言えない。
受験上の着眼点
Exam Points
円や線からなる絵画と比較し、発光する部品が実際に時間と空間を変える点を説明する。
服に似た全体像と個々の電球の工業製品としての性質を分け、組み合わせによる意味の変化を考える。
鏡を使う草間の部屋と比較し、光を発することと像を反射することの違いを整理する。
関連
Related
関連概念
Related Concepts
関連作家
Related Artists