作品資料
関係項(旧題:関係) / Relatum (formerly Relation)
李禹煥 / Lee Ufan
1968/2011年再制作 · インスタレーション / 彫刻
作品画像
このサイトでは作品画像を直接掲載していません
著作権と画像利用条件に配慮し、公式・所蔵館などの確認先をご案内します。
グッゲンハイム美術館・2011年展覧会作品記録 ↗
概要
Overview
二つに分かれた鋼板と石を床上で関係づけ、物の間隔と置かれた場所を作品の条件にしたインスタレーションである。
鋼板の切り離されたL字形の部分ともう一方の間に石が入り、一枚の板としてのまとまりと分離を同時に意識させる。
造形分析
Formal Analysis
構図
Composition
直線的な鋼板の形と不規則な石のまとまりが対置され、物同士が接近する部分と離れる部分を作る。
空間
Space
床は単なる背景でなく鋼板や石を受け止める面であり、物の間の空きも実際の展示空間に属している。
色彩
Color
鋼と石の色の差に加え、表面が光を返す仕方の違いがあり、塗られた色面の対比とは性質が異なる。
形態
Form
切られた板の直角と石の不定形が並ぶことで、規格的な形と自然物の外形の差が読み取れる。
マチエール
Material
本作の構成要素は地面、鋼、石であり、ガラスを割る別の《関係項》の材料と混同しない。
文脈・解釈
Context & Interpretation
文脈
Context
一九六八年の構想を二〇一一年に再制作した例を対象とし、グッゲンハイム美術館の展覧会記録で同定している。
もの派の実践を考える作品であり、素材を別のものに似せて彫ることとは異なる造形の方法を示している。
解釈上の論点
Interpretive Issues
石を自然、鋼を文明と単純に二分するだけでは、床や間隔、見る位置が担う関係を十分に捉えられない。
同じ材料名が揃っても同じ作品経験になるとは限らず、配置と場所が物の関係を変える点を検討できる。
受験上の着眼点
Exam Points
鋼板が元の一枚として想像されることと、実際には分かれて置かれることの差を説明する。
物体の形だけでなく、物の間の空きや床面を含めて構成を言葉にする。
サルセドの床の裂け目と比較し、床へ置く操作と床自体へ介入する操作の違いを考える。
関連
Related
関連概念
Related Concepts
関連作品
Related Works
関連作家
Related Artists