技法

遠近法 / Perspective

作品を見るための着眼点を、造形と解釈の両面から整理します。

概要

Overview
遠近法は三次元空間を平面へ変換する規則であり、消失点、縮小、重なりによって鑑賞者の立ち位置を設定する。
幾何学的に整った空間も中立ではなく、視線を特定の場所へ集め、出来事の秩序や重要度を示す。

主な考え方

Approaches
建築線や床の目地を延長して消失点を探し、主要モチーフとの位置関係を確認する。
線遠近法に加えて、大気遠近法、上下配置、重なり、大小差がどう併用されるかを見る。
整合する部分と意図的にずれる部分を区別し、空間の安定や圧迫への効果を考える。

受験上の着眼点

Exam Perspective
消失点の有無だけで終えず、その位置が鑑賞者の身体と物語の中心をどう結び付けるか説明する。
透視図法以外の奥行き表現も同時に探し、一つの原理で画面全体を説明し過ぎない。