造形上の問い

平面性 / Flatness

作品を見るための着眼点を、造形と解釈の両面から整理します。

概要

Overview
平面性とは、描かれた奥行きよりも支持体の平らな面を意識させる、形・色・輪郭・筆触の働きである。
奥行き表現と対立するだけでなく、空間の手掛かりを残しながら画面表面へ視線を引き戻す緊張として現れる。

主な考え方

Approaches
重なり、陰影、遠近法など奥行きの手掛かりと、それを打ち消す輪郭線や均一な色面を対比する。
画面全体で形の大きさや密度が均等かを見て、前後関係より表面のリズムが優先される箇所を探す。
描かれた物の意味を一度外し、色面同士の接触と輪郭の方向だけで画面を読む。

受験上の着眼点

Exam Perspective
「平面的」という印象を、陰影の省略、輪郭線、色面の連続、遠近の圧縮という根拠へ分解する。
平面性が装飾性、情報の強調、支持体の自覚のどれに結び付くかを作品ごとに見極める。