造形上の問い

表面 / Surface

作品を見るための着眼点を、造形と解釈の両面から整理します。

概要

Overview
表面は像が現れる場所であると同時に、筆触、擦れ、亀裂、光沢が制作過程と素材の状態を示す層である。
滑らかな面は手の痕跡を隠し、粗い面は物質を前面化するが、その効果は描かれた対象との関係で変わる。

主な考え方

Approaches
光を反射する部分、吸収する部分、凹凸のある部分を分け、見る角度による変化を想像する。
下層が透ける、塗り直しが残る、支持体が露出する箇所から制作の順序を推測する。
描写された肌理と実際の絵具・素材の肌理が一致するか、意図的に食い違うかを観察する。

受験上の着眼点

Exam Perspective
複製では見落としやすい筆触と層を意識し、像の意味と制作痕跡を別々に記述してから結び付ける。
「きれい」「荒い」という評価を、厚み、方向、反射、透過、支持体の露出へ具体化する。