作品資料
赤、青、黄のコンポジション / Composition with Red, Blue and Yellow
ピエト・モンドリアン / Piet Mondrian
1930 · 油彩
作品画像
このサイトでは作品画像を直接掲載していません
著作権と画像利用条件に配慮し、公式・所蔵館などの確認先をご案内します。
チューリヒ美術館・作品解説 ↗
概要
Overview
黒い水平線と垂直線が白地と原色の面を分け、大きな赤の区画と小さな青・黄の区画を対置する絵画である。
区画の大きさは均一でなく、色の強さと余白の広さの差によって画面全体の釣り合いが検討されている。
造形分析
Formal Analysis
構図
Composition
大きな赤い区画に対し、縁に寄った小さな色面と白い区画が異なる重さを持つ非対称の配置である。
空間
Space
奥へ収束する線や陰影を置かず、区画同士の位置関係を画面に沿って読み取らせている。
色彩
Color
赤・青・黄の色差と黒・白の明度差が重なり、少ない色数でも区画ごとの視覚的な強さが異なる。
形態
Form
直線と矩形へ形を絞ることで、描かれた物の名称よりも辺の長さや接続の違いへ注意を向ける。
マチエール
Material
カンヴァス上の油彩であり、印刷された配色図ではなく、絵具を置いて境界を定めた絵画として扱う。
文脈・解釈
Context & Interpretation
文脈
Context
新造形主義の探究に位置づく作品で、自然物の外観を描く代わりに線と色の関係を造形上の課題とした。
本レコードはチューリヒ美術館の一九三〇年作を対象とし、似た題名を持つ別年の構成作品と区別する。
解釈上の論点
Interpretive Issues
原色の使用だけで作者の特徴を説明せず、区画の偏りが単調な規則性を崩す点まで検討する必要がある。
均衡は左右を同じ形にすることとは異なり、面積の小さな色面が大きな面へ対抗する場合も考えられる。
受験上の着眼点
Exam Points
黒線が区切る矩形の大小を整理し、対称性を使わずに安定を得る方法を言葉で説明する。
赤い大区画と青・黄の小区画を比較し、面積と色の強さを別々の要因として分析する。
同作者の晩年作と比べ、黒い区切り線が残る場合と色の連鎖に変わる場合の違いを捉える。
関連
Related
関連概念
Related Concepts
関連作品
Related Works
関連作家
Related Artists