主題

視線 / Gaze

作品を見るための着眼点を、造形と解釈の両面から整理します。

概要

Overview
視線は描かれた人物がどこを見るかだけでなく、誰が誰を見る立場に置かれるかを組織する関係である。
正面視、伏し目、画面外への視線は、鑑賞者を迎える、避ける、別の出来事へ導くといった異なる作用を持つ。

主な考え方

Approaches
各人物の目の方向を線として延ばし、画面内外で交差する先を確かめる。
顔の向きと瞳の向きが一致するかを見て、身体全体の姿勢とのずれを検討する。
鑑賞者が見る側に固定されるのか、見返されて位置を問われるのかを構図から考える。

受験上の着眼点

Exam Perspective
人物の心理を断定せず、目、顔、姿勢、画面外の空所から視線の働きを組み立てる。
肖像ではモデルの個性だけでなく、鑑賞者との距離や権力関係をつくる画面設計に注目する。