概念

記録性 / Documentary evidence

作品を見るための着眼点を、造形と解釈の両面から整理します。

概要

Overview
記録性は作品を出来事や人物の証拠として読む際に、何が示され何が省かれるかを問う観点である。
写真でも撮影位置、時間、選択、掲示方法が像を形作るため、記録を中立な窓とはみなさない。

主な考え方

Approaches
•
記録された対象と、画面の外に残る情報を分け、像だけから判断できる範囲を確かめる。
•
撮影年とプリント年、出来事の時点と発表の時点を分けて、提示の経緯を整理する。
•
題名や説明がない場合に読みがどう変わるかを考え、言葉と像の分担を調べる。

受験上の着眼点

Exam Perspective
表情や服装だけから人物の内面や生活史を確定せず、確認できる事実と推測を分ける。
写真を資料として用いた絵画の写真性と、証拠としての読み方である記録性を区別する。